「ゆるい移住」という実験 目的やスタイルを限定しない、自由で開放的な体験移住プロジェクト

田舎で就職

田舎で農業

田舎で起業

従来のIターン事業や移住促進事業は、地元企業への就職を前提としたものや、農業や地場産業への従事、および地域資源を活用した起業促進等を目的とするものがほとんどでした。

しかし、今回福井県鯖江市が実験的に行うこの「ゆるい移住」プロジェクトは、特に地元での就職・起業や定住を押し付けることなく、その斡旋や支援プログラムも一切ありません。まずは気軽に住んでみて、市の職員や地域の市民・団体などと自由に関わり合いながら、田舎のまちをゆるく体験してもらえることを目指しています。

体験移住期間中は、趣味に没頭していただくのもいいですし、新しい活動や仕事を探していただいたり、起業に挑戦していただくのも歓迎です。もちろん、まずは無目的に、とりあえず田舎の暮らしを満喫してみたい、ということでも構いません。

住宅を最大半年間無料貸出! 3LDK×2戸を自由に使って、参加者同士で共同生活

田舎をゆるく体験するにも、とりあえず住む場所が必要です。そこで今回、市内にある住宅の約75㎡の3LDK × 2戸を、体験移住者用に最大半年間家賃無料で貸し出すことにしました。ここを使って、参加者同士で共同生活していただきます。

しかしこの住宅には、家具や家電は何も付いていません。まずは家電や家具を調達するところから始めていただく必要があります(市内に余っている中古家具等を借りてくるなど、色々と工夫してください)。1戸あたりの利用人数や方法等についても、プロジェクトの参加希望者同士で話し合い、仲良く決めていただければと思っています。

それぞれの部屋を何人でどのように使うのか? 食事はどうするのか? 滞在期間中にどんなことをするのか? 田舎での体験生活には様々な工夫が求められますので、参加者同士で協力し合い、是非鯖江のまちを楽しんで下さい。

県内で唯一、人口増加中! 歴史と先進性が融合するまち・鯖江

人口約6万8千人。鯖江(さばえ)市は、山と川に囲まれ、豊かな自然に恵まれた福井県にある小さなまちです。

古くから眼鏡や繊維、漆器といった地場産業で栄え、特にメガネフレームの国内シェアは96%を占め、世界にそのブランドを発信しています。
このような歴史的産業を引き継ぐ一方で、公共の情報データを市民に開放する「オープンデータ」によるデータシティ構想を推し進め、ITのまちづくりを全国に先駆けて取り組んできました。また、様々な公共活動において市民と連携していこうという市民主役・市民協働の事業にも積極的に取り組み、2014年には女子高校生によるまちづくりプロジェクト「鯖江市役所JK課」を発足し、全国的にも注目されました。

このように、豊かな自然の中で歴史と先進性を融合し、独自の地域文化を少しずつつくってきた鯖江市は今、常に変化し続ける実験的なまちづくりを目指しています。

毎日更新!市長Facebook

市長あいさつ

私は常々、「鯖江というまちを実験に使ってください」と申し上げています。

空気がきれいだとか、食べ物がおいしいとか、伝統があるとか、それだけではもう地方に魅力を感じてもらえません。

これからは、若者が住みたくなるまち、住み続けたくなるまちを地域内外の様々な方々と一緒になって考え続け、新しい提案や変化をどんどん受けいれていける柔軟な風土が必要だと感じています。

すぐには結果がみえなくても、挑戦を歓迎し、みんなで協力して盛り上げていく。そんなまちを目指しています。 実際の生活では不便なことや悩ましいこともたくさんあると思いますが、感じたことがあれば、どんどん言ってください。アイディアがあれば、どんどん提案してください。

「ゆるい移住」は、みなさんと一緒に未来の鯖江をつくるプロジェクトです。

鯖江市長 牧野百男

鯖江が挑戦する、ゆるい地方創生

鯖江は地域外から転入・移住してくる人が多いようですが、まちの魅力はなんでしょう?

実際に聞いてみると、みなさん「鯖江はなんとなくいい雰囲気や」って言うんやの。「なんとなく」ってのがどういうものなんか、 今回来てくれる人と一緒に考えていきたいの。

なんとなく…

「地方の魅力」は、自治体の職員やプランナーが一方的にアピールするようなものではなく、実際の生活の中で「なんとなく」体験する、人それぞれに異る多様なものだと思います。

どうすれば鯖江というまちでの暮らしが楽しく魅力的なものになるのか? どうすればこの体験移住プロジェクトが充実した面白いものになるのか? 一緒に考えていただけたら幸いです!

前例もありません。体験移住中には様々な問題やトラブルも起きると思いますが、市の職員や運営メンバーはどんな出来事にもとにかく柔軟に対応できるように準備しておきますので、一緒に試行錯誤しながらつくりあげていく「ゆるい地方創生」を楽しんでください。

ゆるい移住プロジェクト運営メンバー

鯖江市 地方創生戦略室スタッフ

ゆるい移住プロジェクト・コーディネーター
若新雄純(JK課プロデューサー/福井大学客員准教授)

「ゆるい移住」プロジェクトの流れ

<体験移住開始まで>

説明会

8月9日(日)東京
8月10日(月)大阪

事前合宿

9月5日(土)~6日(日)
一泊二日@鯖江

※交通費は各自負担

体験移住

2015年10月~
2016年3月まで

(最大半年間)

※説明会だけの参加でも結構です。気軽にお越しください!
※事前合宿は基本的に参加必須です。
 参加希望者同士で、住宅の利用方法や移住後の生活などについて重要な議論を行います。
 市内の紹介や住宅の内見、必要な家具等の確認、その他移住の事前準備も事前合宿にて行います。
※体験移住期間は、半年間の全てではなく数週間や数ヶ月間だけでもかまいません。

事前合宿に参加してみてから、10月以降の体験移住をするかどうか判断・決定していただいて結構です!

<体験移住開始まで>

月一回の定例ワークショップ
地元企業・団体、市民との交流
その他各種イベントなど

※職業の斡旋や行事への強制参加などはありませんが、参加者と運営メンバーによる定例ワークショップを行います。
※定期的に地元企業・団体や様々な市民との交流の機会を設けますので、そこで短期アルバイトなどの情報共有や
 新しい仕事・活動の相談などを自由に行って下さい。

どうすれば鯖江での体験移住が面白くなるのか、新しい企画やアイディアはどんどんご提案ください。
運営メンバーや地域のサポーターができるかぎり柔軟に対応させていただきます!

募集要項

今期の募集は終了いたしました。
 多数のご応募、ありがとうございまいた。

運営・お問合せ窓口

鯖江市 政策経営部地方創生戦略室

ゆるい移住に興味がある企業・団体の方、その他ご意見やご質問等がある方はこちらからお問合せください。

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